パーソナルカラー…段々と名前を聞くようになってきましたね。
コスメ売り場に行っても「イエベ向けはこちら!」「ブルベにぴったり!」など、POPを見ることも多くなってきました。でも…
正直よく分からないんだが???????
イエベブルベってなに? 新しいベリーの品種? えっ、イエローベースの略?そもそもイエローベースってなに日本語でお願いします。
周りにあふれるイエベとブルベ、みんなさも当然のように口にしてるパーソナルカラー…。
というよりパーソナルカラーって何?みんなどこでそういう知識身につけてるの?
そんな方のために、今回パーソナルカラーについて分かりやすくお伝えしていきます!完全に理解しなくても大丈夫です、何となく分かればいいやという気持ちでご覧ください。
目次
そもそも「パーソナルカラー」って何なの?
パーソナルというからには「自分自身の」ことというのは分かりますね。
ざっくり説明しますと、パーソナルカラーというのはボディカラーと調和して肌を綺麗に見せてくれる色のことです。
・・・・?
もう少し詳しく見ていきましょう!
ボディカラーをもとに見る「パーソナルカラー」
パーソナルカラー診断では、「目・髪・肌の色」のボディカラーを詳しく見ています。日本人は黒髪の黄色人種で茶色い目をしていると言われますが、それには個人差があり、皆違う色素を持っていますよね。
このボディカラーと同じ特徴がある色は肌になじみ自然にとけこんでいき、逆に違う要素の色は変に浮いて違和感が生じてしまうというのがパーソナルカラーの特徴です。
例で言うと…
・アイシャドウが浮いている
・逆にアイシャドウがなじみすぎて発色しない
・暑くないのに「暑いの?」と聞かれる(ほてって見える)
・肌が黄ばむ
・美容師さんに髪色を「〇〇の色にしましょう」と提案される
そういえば、美容室で髪を染める時に毎回「紫入れますね!」って言われるなぁ
どれか1つでも思い当たることがあれば、パーソナルカラーが関係している可能性があります。
実際の診断でも「美容師さんに勧められた髪色がパーソナルカラーどんぴしゃだった」というお客様が実はとても多いんです。
資格などなくても、日々カラーリングなどで色を見続けることで自然と目が肥えるのでしょうね。人の習慣恐るべし。
基本となるイエローベースとブルーベース
さて、人にはそれぞれその人だけの色素の組み合わせ(ボディカラー)があり、それを見てパーソナルカラーを判断するというのは分かりましたね。
そしてそのボディカラーを見ながら、まずは「黄色が似合うか」「青が似合うか」で分けていきます。これがいわゆるイエローベース・ブルーベースと呼ばれるものです。
略してイエベ・ブルベと言ったりもしますよ。
謎の単語!やっと出てきた!
下のイラストは左がイエローベース、右がブルーベースで分かれています。左は黄みが多く暖かい感じ、右は青が多く涼やかな印象がありますね。
そしてこの2つをさらに「明るめ」「濃いめ」「清濁感」で分けたものが、よく聞く4タイプのパーソナルカラーです。厳密に言うとより細かい要素があるのですが、今回はこの要素だけ分かっていれば大丈夫!
日本の四季になぞらえて、イエローベースの春と秋(左の上下)、ブルーベースの夏と冬(右の上下)で分類されます。
へ~。特徴ごとに、左右だけじゃなく上下にも分かれているのね
先ほど簡単にお伝えしましたが、色には「同じ特徴がある色どうしは調和してキレイに見える」という性質があり、この特性を使って似合う色を見極めていくんですね。
どうやってパーソナルカラーを診断するか
パーソナルカラーについてなんとなく分かったところで、いよいよ診断です!
パーソナルカラーの診断方法は、色のついたドレープ(布)を顔の下に当て、顔写りの変化を目で確認しながら行います。ドレープをめくるたびに顔色が変わっていくので、その一瞬をしっかりと見極めます!
けっこう原始的!
ここで見ているポイントは、主に以下の通りです。
・顔色が良いか
・肌がきれいに見えるか
・影が強く入っていないか
など
下の写真は実際のお客様です。左がイエローベース、右がブルーベースのドレープ。2つの顔色の違いが分かりますか?
左のイエローベースだと顔色が良く、肌のつやや透明感もきれいに出ていますね!逆に右のブルーベースだとお顔が青白く、血色感が失われて少し元気がないように見えます。
イエローベースかブルーベースかで全然ちがう!顔の下に来る色が違うだけで、こんなに顔色が変わって見えるのね・・・
パーソナルカラー、なかなかに侮れないですね。
自己診断で自分のカラータイプが分かる?
さて、ここまでパーソナルカラーの説明をしてきて、ようやくどんなものかが分かってきました。しかし、ここで少し疑問がでてきませんか?
同じ特徴の色が合うなら、わざわざ診断しなくてもよくない????
そうなんです、見た目だけで分かるなら別にプロに診断してもらわなくてもいいですよね。わざわざお金を払わなくても、色のついた布さえあれば自分で簡単にパーソナルカラー診断ができると思いませんか?
実際に雑誌とかで『パーソナルカラーの自己診断の特集』がよく組まれているし、それを見れば私でもできそう!
ただ、ここにパーソナルカラー診断の落とし穴があります。それは・・・
ボディカラーの特徴は必ずしもパーソナルカラーと一致するわけではない
ということです。
・・・・?
ちゃんと説明していきますよ!
”肌が黄色=イエローベース”ではない
パーソナルカラーとは、あくまで「肌を綺麗に見せてくれる色」です。
こんな例を見てみましょう。
黄みが強い肌へマスタードを当てる
・GOOD!
肌になじみ、深みが増して大人っぽく見える。
・BAD
黄色が強調されて、肌が黄ばんで見える
色白の肌へ青を当てる
・GOOD!
透明感が増し、美肌に見える。
・BAD
血色が失せ、青ざめてげっそり見える。
そういえばさっきのお客さんの写真でも、元が色白なのにブルーベースを当てて青白くなってたな・・・
いかがですか?
このように、やたらとボディカラーに近い色を使えばいいというわけでもないんです。
パーソナルカラー診断には環境が大事
さらに、パーソナルカラー診断をするにはその部屋の環境が重要になります。主に気をつけなければいけないのは、次の通りです。
・ライトが白いか
・直射日光が入っていないか
・日の出、日の入りなど時間帯ではないか
・十分な明るさがあるか
など
天気などの関係もあるので、この環境を安定して整えることは実は難しいんです!意外なところに落とし穴がありましたね。
これを自分1人で考えながら見極めるのは難しそう・・・やっぱりそう上手くはいかないよね~
自己診断は難しい
また、自分で試してもどのように顔色が変化しているかは分かりづらいものです。
最近ではHPでもパーソナルカラー診断ができるところが多くなりました。韓国の大人気コスメブランド、エチュードハウスでも選ぶだけでパーソナルカラー診断ができるので見てみましょう!
自分で選ぶ項目の中に、髪の色・瞳の色・肌の色・褒められる色など、様々な項目がありますね。でもこの項目、そもそも他の人と比べたことがないから選ぶのが難しいんです。そして毎回診断結果が違い、沼にはまっていくという…恐るべしパーソナルカラー。
それなりに修行を積まないと見極められないことなので、自己診断で余計混乱してしまうのはパーソナルカラーあるあるですね。
簡易診断は楽しいけど、あまり鵜呑みにしすぎるのも良くないのね
まとめ
パーソナルカラーとは「ボディカラーと調和して肌をキレイに見せてくれる(でも必ずしも見た目の特徴と同じとは限らない)色」のことです!
これだ!と思った色を選んでも、何かが違う気がしてたのはこういうことだったのね。
また仮に結果が合っていたとしても、それをどう活かせばいいのか分からないことも多いと思います。診断をして、結果をもとにピンポイントでアドバイスするのが私たちカラーコンサルタントです。
今回はパーソナルカラーについて説明しました!もっと細かく分けた4シーズンごとの特徴はこちらです。気になるタイプがあればぜひ覧ください。
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